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家づくりに対する考え

BEAR’S WORKSの独立の経緯と基本的な考え方

  • 2024. 02. 28.

BEAR’S WORKSの独立の経緯と基本的な考え方

独立の経緯と私の歩み

私は1986年、石川県白山市に生まれました。地元で育ち、金沢工業大学大学院を修了後、地元石川県の住宅会社で設計や現場監督として実務経験を積んできました。これまで複数の住宅会社で勤務し、それぞれの会社で得た学びが、私の家づくりへの考え方に大きな影響を与えています。

例えば、自然素材を活かした家づくりに注力する会社では、木材や漆喰などの自然素材が持つ温かみや質感を学びました。また、エアコン1台で冷暖房できる高性能住宅を提供する会社では、断熱や気密の重要性を深く理解しました。さらに、オリジナリティある手仕事を活かしたデザインが特徴の会社では、住まいをただの機能的な箱ではなく、暮らしを彩るアートとして捉える視点を得ました。

会社員として働く中で、それぞれの会社のコンセプトに基づく家づくりを行う一方で、自分自身が思う“本当に良い家づくり”とは何かを考えるようになりました。その結果、2022年に独立し、自分の理想を追求した家づくりを始めることを決意しました。


私が考える“良い家づくり”

私が追求する家づくりのコンセプトは、「時間軸で考えた暮らしの設計」です。家は建てた瞬間だけでなく、長い年月をかけて家族と共に育っていくものです。そのため、性能面、デザイン面、そして持続可能性の3つの視点を特に大切にしています。

性能面へのこだわり

性能面では、ずっと健康で快適に過ごせる家を目指しています。そのために、以下の仕様を採用しています。

断熱等級6:寒い冬も暑い夏も快適に過ごせる高い断熱性能。
全棟気密測定:計測による気密性能の確保で、冷暖房効率を向上。
熱交換型第一種換気:室内の空気を常に新鮮に保ち、健康をサポート。
許容応力度計算による耐震等級2:地震大国日本において、自然災害に耐える強い構造。

デザイン面へのこだわり

デザイン面では、「経年変化が楽しめる家づくり」を心がけています。自然素材や耐久性の高い材料を採用することで、時間の経過とともに味わいが増す住まいを提供します。たとえば、無垢材の床や塗り壁は、使い込むほどに独自の風合いが生まれ、住む人の生活に寄り添います。


小規模経営だからこそできること

私が独立して工務店を経営するにあたり、規模を大きくするつもりはありません。小規模で事業を行うことで、以下のメリットを活かしています。

会社運営コストの削減:経費を抑えることで、性能や品質を高めつつ、コストを抑えた住宅を提供。
・目の届く範囲の施工:自分自身で管理できる棟数に限定することで、1棟1棟丁寧に仕上げる。

住宅の提供には限りがあり、私が健康で働ける時間も20–30年ほどと考えています。その中で、妥協のない家づくりを行うために、規模を追求せず質を重視した運営方針を貫いています。


最後に

家づくりは人生の中で最も大きな買い物のひとつであり、家族の暮らしを支える重要な基盤です。だからこそ、1棟1棟に全力を尽くし、住む人にとって本当に価値のある家を提供したいと考えています。これからも、「時間軸で考えた暮らしの設計」を追求し、皆さまの幸せな暮らしをサポートできる家づくりに取り組んでいきます。

私がつくる家が、未来の家族の笑顔を生む場となることを心から願っています。