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家づくりに対する考え

デザインの考え方

  • 2024. 11. 10.

デザインの考え方

デザインはセンスだけではない

「デザイン」と聞くと、よくセンスが重要だと思われがちです。
たしかにセンスも大切な要素ですが、住宅のデザインには技術的なスキルが含まれます。
弊社では、この技術的要素を確実に抑え、お客様の要望やライフスタイルに合わせたデザインを提供します。
今回は、美しいデザインを作り上げるための5つのルールをご紹介します。


1.室内外がつながる窓まわり

LDKの開放感を増すためには、面積の広さよりも、視線が遠くまで抜けることが重要です。
これを実現するために、掃き出し窓の高さと天井の高さを同じにします。
そして室内外の天井高さを統一することで、視線が外へと誘導され、一層の開放感を強調できます。
敷地の形状や予算次第では、外構も一体的にデザインし、カーテンを閉じなくても良い空間を提案します。
プライバシーを確保しながら、開放感のある空間が居心地の良い住まいだと思います。


2.見切り材の存在感をなくす

室内空間をシンプルでスッキリとまとめたいと思うなら、見切り材の存在感を最小限にするのが効果的です。
見切り材とは、異なる材料の継ぎ目や部屋と部屋の境界を補強するための材料で、必要不可欠なものです。
見切り材が大きいほど工事が簡単になりますが、見た目が野暮ったくなってしまいます。
洗練されたデザイン性を保つためには、能力の高い職人さんの協力が必要なため、実は簡単そうで難しいことなのです。
弊社が見切り材の存在感を極力なくしたデザインが実現できるのも、意図を理解しながら手間を惜しまない協力いただいている職人さんの技術あってのことです。


3.下がり壁のない建具を採用する

下がり壁とは、建具と天井の間に残る壁のことです。
これはデザイン上のノイズになりやすく、収まりが悪く見えることもあります。
弊社では、神谷コーポレーションのハイドアや造作建具を採用しています。
これにより壁がまるで開くような建具を実現し、空間をより洗練されたデザインに仕上げていきます。


4.天井を美しく

天井は室内で常に美しさを保ちやすい部分です。
床には物が置かれ、壁には物が貼られることで散らかりやすくなる一方で、天井は建てた時の状態を保ちやすい特徴があります。
しかし、天井が照明器具の穴だらけであると、ノイズが増えてしまいます。
これを避けるために、必要な場所に必要なだけの照明計画を心がけています。
場合によってはダクトレールを設置し、拡張性も確保しながら、スッキリした空間を保つ工夫をしています。


5.色は3色でコーディネートする

色選びは服のコーディネートと同じように、3色コーデを意識することが重要です。
これは、ベースカラーを6割、アソートカラーを3割、アクセントカラーを1割という配分で色合わせを行うものです。
色の数が増えるほど、バランスを取るのは難しくなります。
また生活がはじまるとインテリアや雑貨など、色数が増えていきます。
そのため住宅の色選びはシンプルな方が最適です。


お客様のライフスタイルを共に実現しましょう

弊社は、住宅のデザインにおける技術的要素を確実に抑え、お客様のご期待に合う住まいを提供することを目指しています。
これらのデザインルールをベースに、生活の質を高める空間づくりをお手伝いします。
どのようなご要望でもお気軽にご相談ください。
一緒に理想の住まいを実現していきましょう。