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家づくりに対する考え

TOYO KITCEN モノづくりの姿勢

  • 2025. 09. 26.

TOYO KITCEN モノづくりの姿勢

石川県の金沢にある、TOYO KITCHENさんのショールームに伺ってきました。

何度か採用したこと自体はあるのですが、改めてTOYO KITCEHNさんのことをお聞きしてきました。

大きく作業性の良いシンクをベースに、作業導線が綿密に計算された、様々な生活スタイルに適応した形状と、そのデザイン性の高さに定評のあるキッチンメーカーさんです。

特にデザイン面で大きく評価されているイメージが強いブランドですが、実際にお話しを聞いてみると、モノづくりに向き合う姿勢がとても誠実な、クラフトマンシップに溢れる、素晴らしい会社さんだなと感じました。

どうしても画一的になりがちなキッチンのサイズ形状に対して、あらゆる導線を検討して生み出された、様々な形状のキッチン。一見奇抜に見える形にも、全て設計者の意図が込められています。

写真にあるキッチンの天板や側面に使われているダイヤ型にデザインされたステンレスの仕上げは、一体成型では成しえない、職人さんの手仕事によるものだそうで、レンジフードの曲げ加工などもそうですが、多くの加工は、職人さんの手仕事によって行われています。

これは、TOYO KITCHENさんのHPを見て頂くとよりわかりやすいです。

https://www.toyokitchen.co.jp/tksn/detail/8833

家づくりにおいてもそうなのですが、例えば大量生産したものだけを使えば、コストパフォーマンス良く物をつくることは可能です。

だけど例えば、塗装であったり、無垢の材料であったり、手間は掛かるが、より人に寄り添ったモノゴトを取り入れること。加えて人の手仕事であるがゆえの、意図しない偶発的な要素というのは、生活に豊かさをもたらしてくれると考えています。

例えば、窓から見える植栽や空なんかの、四季による移り変わりなんかも、同じかなと思います。

自分が設計する上でも、住む人の今後何十年という生活を想像し、そこに寄り添ったより良い提案をしていけるよう、TOYO KITCHENのようなクラフトマンシップを忘れずにやっていきたいでと思いました。