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元々は蔵だった部屋を、断熱とデザインを両立しつつリノベーション

今回の施工例は弊社代表の田村の実家の一部をリノベーションした事例になります。
元々は蔵だった場所をリビング、和室、屋根裏として使用していたのですが、隙間風が吹きすさび、ゆっくりと過ごせる場所ではなかったので、断熱性能向上を主軸としてリノベーションしました。

解体してみると、大きな土蔵の名残が見て取れました。
太い梁や大きな屋根裏空間はそのまま生かすことを決め、破損していた床を調整し、無断熱だった壁、屋根には適宜断熱を施工。構造面で不安があったので、南面の一部を構造補強し、残りの部分に縦長の採光窓を設けました。

仕上げ段階では、既存の梁や障子、ドア等をそのまま生かし、後はシンプルにオークの床、白いクロス、シナベニヤで仕上げ、アクセントに特殊塗装を用いて、人の手や経年による美しさを感じられる空間としました。

リノベーションという選択肢

理想を言えば、古い家を壊し、構造も性能もデザインもこだわった家を建てるのがベスト。
しかし予算の上限もある中で、新築ではなくリノベーションという選択肢を持つこと。
中古の家を買い、ひとまず直して住まい、いずれ売って新しい家を。というのも、１つの考え方です。
あまり硬く考えず、色々な可能性を考えて、楽しく家づくりをして頂けたらいいなと思っています。

HOUSE DETAIL