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プライバシーが確保された庭のある暮らし

敷地は富山市郊外の大規模な宅地分譲地。
前面道路以外は住宅に囲まれることは確実であるが、同時多発的に工事が進むためどのような家が隣に建つのか不確定な状態での設計になりました。
このような敷地条件で有効なのが、外壁に囲まれた庭のある間取りです。

近隣からの視線を気にする必要がなく、プライバシーが確保されているため、カーテン要らずの明るく開放的な暮らしができます。
室内と庭との一体感や開放感を強くするため、テレビボード裏の壁と外壁を同じ塗り壁で仕上げたり、板張りの天井を室内外で連続させました。
プロだから理解している視覚効果を活かした設計により、空間体験を最大化しています。

今回は弊社標準の経年変化が楽しめる無垢材を採用しながら、なるべくシンプルなコーディネートにまとめました。
そのために枠の無い神谷コーポレーションのハイドアや、小さくて目立たない造作の巾木、床の色味にあった造作のカップボードなど、細部にも配慮した設計をしています。
暮らしが始まるとインテリアで彩が増えるため、何十年と続く今後の生活の変化に柔軟に対応でき、暮しが楽しめるデザインになりました。

断熱等級6×熱交換型第一種換気×床下エアコン

今回は熱交換型第一種換気と床下エアコンを採用しました。
一般的に冬場の底冷えの原因は、冷たい空気は重く足元にたまりやすいからです。
つまり、冬場に一番冷たくなりやすい床下から空調するのが効率が良い空調計画になります。
より効果を高めるため熱交換型第一種換気を併用し、きれいで暖かい空気を家中に循環させ、どこにいても温度差のない暮らしができます。
もちろん断熱等級6、C値0.09といった超高性能だからこそ実現できる空調計画となっています。

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